ハレプに勝利したシフィオンテクのラケットは市販スペック

シフィオンテクのプリンスツアー100

今年は新コロナウイルスの影響で10月に延期された全仏オープン。いろいろと問題が懸念されてますが、なんとか開催されてよかったですね!男子も女子も番狂わせが繰り広げられていて初めて聞く名前が多く見ててわくわくしています。昨日4回戦でナダルと対戦したセバスチャン・コルダは、かつて全豪オープンで優勝したペトロ・コルダの息子です。店長も現役時代を思い出して胸熱くなっていますw

女子のほうはポーランドの新鋭19歳のシフィオンテクが第1シードのハレプから勝利。パワフルなショットにコートをフルに使った頭脳プレーで昨年の全仏オープンのリベンジを果たしました。いつ見ても魅了するプレーは才能を感じます。

シフィオンテクのラケットはプリンスのツアー100のなんと290gバージョンをそのままストックの状態で使っているそうです。白くなった新シリーズが発売になりましたが、前のモデルはノイオンでも何本か販売しました。バランスがとれたとても完成度の高いラケットでした。日本でプリンスにスポンサー供給されている選手はツアーかファントムのO3を使う傾向にあります。

男子でも特に若い選手は軽いラケットを使う選手が多くなってきたと感じています。チチパスとティームが使うラケットも310g台でゴファンに限っては306gと聞いております。フェデラーのラケットは340gでそれと比べるとかなり軽いことがわかります。

ラケットそのものの重さよりも振ったときに感じるスイングウェイトが重要視され、ラケットの重さよりもバランスで調整する傾向にあるようです。同じラケットで、もしバランスがヘッドよりだとスイングウェイトが重くなりパワーが出て、バランスがグリップよりだと軽くなり操作性が良くなります。市販のラケットでも重量が重いツアーモデルよりも軽い通常モデルやライトモデルのほうがスイングウェイトが大きい場合が多いです。カスタマイズするには通常モデルやライトモデルのほうが合っていますね。

チチパスのラケット:重さ319g(オーバーグリップ込み)
ティームのラケット:重さ317g